3日早く、福岡県大牟田市で、車を急発進させ窓枠にしがみついていた警察官を振り落とそうとしたとして、63歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、3日午前5時半ごろ、大牟田市大正町で、パトカーがふらつきながら走る乗用車に停止を求めると、車は約400メートル先の赤信号で止まりました。 運転していた男から酒のにおいがしたため、男性巡査長(28)がアルコール検査をしていたところ、男は車を急発進させ、60メートルほど走行したということです。 警察は、運転席の窓枠をつかんでいた巡査長を振り落とそうとしたとして、男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 巡査長にケガはありませんでした。 逮捕されたのは、熊本・玉名市に住む自称トラック運転手・竹内誠一容疑者(63)です。 竹内容疑者は警察の調べに対し容疑を否認し、「アルコールチェックを何度もしたので、『終わっていいだろう』と思い、車を発進させた」という趣旨の話をしているということです。 警察は、酒気帯び運転の疑いも視野に調べています。