マルタで猫を連続虐殺した容疑で日本人を逮捕。罪を認める

マルタ・スリーマで撮影された猫地中海の国マルタの海沿いの街スリーマで発生した猫の連続虐待・殺害事件で、日本国籍の人物が逮捕された。 タイムズ・オブ・マルタによると、逮捕されたのはスリーマ在住でオンラインカジノ業界で働くオカムラサトシ容疑者で、罪を認めている。オカムラ容疑者は、警察官2人に軽傷を負わせた罪でも起訴されているという。 マルタで犬や猫の里親を探すためのFacebookグループ「Malta Pet Adoption Group」のメンバーの1人が7月、スリーマで猫が相次いで虐待され、殺害されていると報告した。少なくとも5匹の猫が死んでいるのが見つかり、被害を受けた中には尻尾や舌を切断された個体もいたという。 その後、1人の人物が早朝に猫を地面に激しく叩きつける様子を捉えた監視カメラ映像が見つかった。タイムズ・オブ・マルタによると、「プーパ」と呼ばれ近隣住民に親しまれていたこの猫は、翌朝死んでいるのが発見された。 事件の報告を受けて警察が捜索を開始。8月1日午前3時頃にオカムラ容疑者を職務質問した際、容疑者は事件で使用されたものとよく似たラテックスの手袋と、猫の餌を保持していたという。 オカムラ容疑者は逮捕時に抵抗し、警察官2名に軽傷を負わせたとされる。その後の家宅捜索で、警察は複数のノートパソコンと携帯電話を押収し、監視映像に映っていた容疑者が着ていたものと一致する衣類も見つかったと報じられている。 マルタのテレビ局TVMによると、オカムラ容疑者は2日に裁判所で開かれた審理で、罪を認めた。判決は9月に言い渡される予定で、最高刑を求めるオンライン署名も起きている。 マルタ観光局によると、マルタは多くの猫が暮らしている国で、「猫の楽園」とも呼ばれている。

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