国士舘大柔道部員、大麻で逮捕の2人容疑認める 大学側「捜査に全面協力。厳正に対処」

大麻を所持したなどとして、警視庁町田署は4日、麻薬取締法違反(共同所持など)の疑いで、国士舘大2年で男子柔道部員の樫原宏幸容疑者(20)と同大1年の柔道部員の男(19)を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。捜査関係者への取材でわかった。 2人の逮捕容疑は、今年6月中旬、東京都町田市の同大キャンパス内にある「鶴川寮」で、それぞれ麻薬を含有する液体を所持したほか、共同で乾燥大麻およそ0・015グラムを所持したとしている。 樫原容疑者はさらに、今年3月上旬~6月中旬、東京都内またはその周辺で麻薬を使用した疑いも持たれている。 「柔道部員が大麻を吸っている」といった情報提供を受けた同大が6月、警視庁に相談。任意の事情聴取に対し、逮捕された2人を含む部員6人が大麻の使用を認め、同大は部を無期限の活動停止にした。警視庁は同月、「鶴川寮」を家宅捜索し、樫原容疑者の部屋から押収した植物片を鑑定したところ、大麻と確認された。 部は全国屈指の強豪として知られ、柔道男子日本代表の鈴木桂治監督らを輩出している。同大は4日、「事態を重く受け止め、引き続き警察の捜査に全面的に協力するとともに、事実に基づき厳正に対処する」などとコメントを発表した。

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