お酒を飲む機会が増える大学生を対象にした飲酒運転の通報訓練が、北九州市八幡西区の九州共立大学で行われました。 訓練はまず、お酒を飲んだ運転手が居眠りしてしまうという想定で始まりました。 「運転手の方がうつぶせで寝ている状態です」 停車して動かない車を目撃した大学生が110番通報し、住所や車の特徴、運転手の状況など警察へ丁寧に伝えていました。 その後も自転車の飲酒運転や飲酒現場の目撃を想定した訓練が行われ、大学生たちは正しい通報手順などを確認していました。 訓練に参加した大学生たちは「明らかに飲酒だろうというケースであれば積極的に(通報)したい」「(車が)ふらふらしているかどうかを普段から見たい」などと話していました。 北九州市では4日にも目撃者による飲酒運転の情報提供によって市の職員が逮捕されていて、警察は飲酒運転を見かけたらためらわず110番通報をしてほしいとしています。