グリーンウッド、ジャマイカ代表“転向”に前進! パスポート交付完了で来月にもデビュー?

マルセイユに所属するFWメイソン・グリーンウッドが、ジャマイカ代表入りに前進したようだ。5日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 現在23歳のグリーンウッドは、7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属し、2019年に17歳の若さでトップチームデビュー。クラブから背番号「11」を与えられるなど将来を期待されていたが、2022年1月に恋人への強姦と暴行容疑で逮捕および起訴され、同クラブでの活動が停止となった。最終的には起訴が取り下げられたものの、クラブによる内部調査を踏まえた上でマンチェスター・ユナイテッドを退団。ヘタフェへのレンタル移籍を経て、2024年7月にマルセイユへと完全移籍した。 新天地では加入1年目から公式戦36試合出場22ゴール5アシストを記録し、マルセイユを牽引したグリーンウッド。リーグ戦では21ゴールを挙げ、フランス代表FWウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)と並んで得点ランキングトップのゴール数を叩き出したが、PKでの得点数が少ないデンベレに得点王の座は譲る形になった。 リーグ・アンでも自身の能力を証明したグリーンウッドだったが、以前からジャマイカ代表入りを目指していることでも知られている。同選手は2020年9月に行われたUEFAネーションズリーグのアイスランド代表戦でイングランド代表デビューを飾っているものの、国際サッカー連盟(FIFA)の規定では21歳になるまでにフル代表の試合に3試合以上出場していなければ、1回に限り代表チームの変更が可能。グリーンウッドはジャマイカ国籍も保有しているため、ジエゴ・コスタ(ブラジル代表からスペイン代表)やデクラン・ライス(アイルランド代表からイングランド代表)などのように、代表チームの変更に動いている。 そうしたなか、グリーンウッドがジャマイカの市民権を取得し、パスポートが交付されたとのこと。イングランドサッカー協会(FA)からジャマイカサッカー連盟(JFF)への国籍変更申請が認められれば、来月に行われるワールドカップ予選から出場可能になるという。1998年以来2度目のワールドカップ出場を目指すジャマイカ代表にとって、グリーンウッドの加入は大きな助けとなるはずだ。

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