うその高額当選サイトで架空の人物になりすまし、多額の現金をだまし取っていたとして特殊詐欺グループのリーダーの男が逮捕された事件で仙台地方裁判所は、6日、この男に懲役10年と罰金300万円の判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、仙台市青葉区に住む無職の大橋和之被告(36)です。 大橋被告は去年4月から6月までの間、青葉区のマンションの1室で、特殊詐欺グループのリーダーとしてうその高額当選サイトを運営したうえ架空の人物になりすまし、「7億円を受け取ることができる」などとメッセージを送って、女性6人から現金などあわせておよそ1100万円をだまし取った罪に問われています。 6日の判決公判で仙台地裁の須田雄一裁判長は「被害者が現金を受け取りたいという気持ちを利用した巧妙な犯行で厳しく非難される」などとして大橋被告に対し、懲役10年、罰金300万円の判決を言い渡しました。 また、同じ特殊詐欺グループの男2人にも実刑判決を言い渡しました。