今年６月、松山市のマンションで交際相手だった当時１８歳の女性を刃物で刺し殺そうとしたなどとして松山地検に逆送致されていた１８歳の男が８日、殺人未遂の罪で起訴されました。 起訴状などによりますと元大学生の男（１８）は、今年６月、松山市清水町にある当時交際していた女性（１８）の自宅マンションで女性の背中や太ももを包丁で刺し、首を締めるなどして殺そうとした殺人未遂の罪に問われています。 元大学生の男は７月、松山家庭裁判所に身柄が送られ観護措置がとられていましたが、７月３１日の審判で「人を死亡させる危険性の高い行為」などとして松山地検へ逆送致されていました。 松山地検は認否について明らかにしていませんが逮捕当時、元大学生の男は警察の調べに対し「刺して殺そうとしたことに間違いない」などと容疑を認めていました。 １８歳は民法上、成人ですが、少年法上は「特定少年」にあたり、この少年法では、特定少年が起訴された場合、実名で公表される可能性を示していて、今回、松山地検では、地域社会に与える影響や犯罪の重要性、更生の観点などから元大学生の男の名前の公表を判断しています。