入札1週間前にスマホのメッセージ機能で情報漏らしたか 気仙沼市の官製談合事件 市職員と業者の男を起訴 宮城

気仙沼市がおととし発注した道路工事の設計業務の入札をめぐる官製談合事件で逮捕された市職員の男と業者の男が8日、起訴されました。 官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは気仙沼市土木課道路整備係長の後藤文治(ごとう・ふみはる)被告(47)と、中央技術コンサルタンツ東北支店の支店長・清水康弘(しみず・やすひろ)被告(51)です。 起訴状などによりますと、後藤被告は、おととし7月、気仙沼市が発注した路線の設計業務の入札を巡り、秘密事項である設計価格を入札日の一週間前にスマートフォンのメッセージ機能で清水被告に伝え、不正に落札させたとされています。落札価格は、最低制限価格を8000円上回る741万円でした。 捜査関係者によりますと2人は容疑を認めていて、後藤被告は「業務を円滑に進めるため設計価格を伝えた」などと供述しているということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加