相次ぐ誹謗中傷を受け自ら命を絶った兵庫県の竹内英明元県議の妻がNHK党の立花孝志党首を刑事告訴しました。 妻は死後も誹謗中傷が続いていると訴えています。 ■「夫の尊厳を守りたい」刑事告訴に踏み切った妻の思い NHK党の立花孝志党首を刑事告訴した、竹内英明元県議の妻。8月8日、初めて公の場で声をあげた。 竹内英明元県議の妻 「立花氏が夫について言っていることは、全てが間違っている」 2025年1月、相次ぐ誹謗中傷やデマに苦しんだ末、自ら命を絶った竹内さん。 妻は、立花氏が「竹内元県議は警察の捜査を受けている」などと繰り返し虚偽を発信し、名誉を傷つけたと訴えている。 竹内英明元県議の妻 「立花氏の発信で『黒幕』とされた夫は、人々の憎悪の対象に、悪意を向ける標的とされました。私は夫の尊厳を守りたい」 7月18日。竹内さんが亡くなって半年の月命日を迎えたこの日、妻は苦しい胸の内を明かした。 竹内英明元県議の妻 「議員という仕事に全てをかけて、それだけでやってきた人生だったので。途中で潰えたというのは無念だっただろうし、そうさせたことに対して、なんとも許しがたいというか。だからこそ、いろんなことから、目を背けずに主人の代わりに見届けたい」 ■「せめてこれ以上の犠牲は…」死後も続く誹謗中傷に妻は 竹内さんは、兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラの疑いなどを告発した、元県民局長の文書の問題を調べる「百条委員会」の委員だった。 ところが2024年、兵庫県知事選挙に立候補した立花氏は、知事を貶める「主犯格」などとする動画を使って、竹内さんへの攻撃を始めた。斎藤知事の再選後、竹内さんは議員を辞職した。 妻は生前、竹内さんが苦しんでいたという立花氏のこのデマが、特に許せないと話す。 立花孝志氏(2024年12月13日) 「警察の取り調べを受けているのは間違いない。複数の人から聞いていて、彼が取り調べを受けているのは、亡くなった元県民局長の奥さんの遺書を捏造したのではないか」