国連の安全保障理事会はガザ市の制圧計画を決めたイスラエルへの対応を協議する緊急会合を開きました。各国から人道状況のさらなる悪化を懸念する声が相次ぎました。 10日に開かれた会合は、15の理事国のうちアメリカ以外すべての国の支持を受けて開催が決まりました。 冒頭、国連の担当者は「人道支援システムは事実上崩壊している」と指摘し、各国からはイスラエルの計画によってすでに深刻な人道状況がさらに悪化するという懸念の声が相次ぎました。 一方、9日ロンドンの議会議事堂前広場では、パレスチナを支持する団体の活動を禁止するとしたイギリス政府の決定に抗議するデモが開かれ、数千人が参加しました。 地元警察によりますと、団体への支持を表明したとしてデモに参加した500人以上が逮捕されたということです。