酒気帯び運転で逮捕の男 日頃から飲酒運転繰り返していたか 死亡した新庄市の男性の家族は憤り

新庄市で、酒気帯び運転の車に50代の男性がはねられた事故で、運転していた大工の男が日頃から飲酒運転を繰り返していた疑いがあるとみて警察が捜査していることが分かりました。はねられた男性はその後、亡くなっており、警察で死因などの調べを進めています。 事故は10日午後3時50分ごろ、新庄市鳥越の市道で発生しました。近くに住む50代の会社員の男性が舟形町方面に走ってきた軽ワゴン車にはねられたものです。警察の調べによりますと事故直後、男性は会話ができる状態でしたがその後、容体が急変し、搬送先の病院で死亡しました。 亡くなった男性の妻「今現在の心境としてはまだ信じられない…」 亡くなった男性の娘「当たり前にいる存在だと思っていたから、急に失って、これから自分も…自分がこれからどうしていけばいいか分からないし、すごく呆然としている。何をすればいいかなという気持ちで今はいます」 現場ははねられた男性の自宅前の直線道路で、男性は、道路沿いの草刈りをするため家の外に出ていたとみられています。事故は、男性が道路上にいた際に発生し、男性は右側から来た車にはねられました。警察は車を運転していた大石田町駅前通りの大工・青木正雄容疑者(74)を酒気帯び運転の疑いで11日逮捕しました。事故当時、青木容疑者からは「呼気1リットル当たり0.25mg以上」の多量のアルコールが検出されており、本人も容疑を認めています。 亡くなった男性の息子「なんで飲んで乗ったのか」 亡くなった男性の娘「防げた事故ではあったと思う」 青木容疑者は依頼先の現場での仕事を終え、帰宅する途中でした。警察は、青木容疑者が日頃から飲酒運転を繰り返していた疑いがあるとみて、調べを進めています。 一方、はねられた男性の容体が事故から一定の時間が経った後に急変し、亡くなった経過などを踏まえ、警察は死因について事故と病気の両面で捜査を進め、今後、司法解剖を行い事故との因果関係を調べる方針です。

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