韓国 きょうのニュース(8月12日)

◇尹前大統領妻の逮捕状審査終了 今夜にも結論 ソウル中央地裁は12日、資本市場法違反やあっせん収賄などの疑いがかかっている尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏の逮捕状発付の是非を判断する審査を行った。審査には金氏が出席し、約4時間行われた。金氏は法務部の護送車でソウル南部拘置所に移動し、審査の結果を待つ。審査結果は同日夜か13日未明に出る見通しだ。特別検察官チームは逮捕状審査で、金氏が今月6日の取り調べで全ての容疑を否認したことから、証拠隠滅の恐れが高いとして逮捕の必要性を強調したもようだ。金氏側は取り調べに真摯(しんし)に対応したことや逃走の理由がないこと、体調不良などを訴えたという。 ◇李大統領が訪米へ 25日にトランプ氏と初の首脳会談 大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官は12日の記者会見で、李在明(イ・ジェミョン)大統領がトランプ米大統領の招待を受け、24~26日の日程で訪米すると発表した。25日にトランプ大統領と就任後初の首脳会談を行う。姜氏は「両首脳は変化する世界の安全保障や経済環境に対応し、韓米同盟を未来型の包括的戦略同盟に発展させる方策について議論する予定」だとして、「強固な韓米連合防衛体制をさらに強化する中、朝鮮半島の平和構築や非核化に向けた連携についても議論する」と述べた。 ◇「国民の力」前院内代表 戒厳当時に首相・尹氏らと相次ぎ電話 尹錫悦前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官チームが、昨年12月3日の非常戒厳の宣言直後に当時与党だった「国民の力」の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)前院内代表が洪哲鎬(ホン・チョルホ)前大統領室政務首席秘書官、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相、尹前大統領と相次いで通話した記録を確保したことが分かった。特別検察官チームは、洪氏と韓氏が秋氏に対して与党レベルで戒厳に協力するよう求めたとみている。なかでも秋氏と韓氏の通話は7分にわたり行われ、非常戒厳を宣言した経緯の確認や状況共有にとどまらず、党が取るべき措置や立場について話し合った可能性がある。 ◇労災死をOECD平均レベルに 国政運営5カ年計画で推進へ 李在明政権の国政ビジョンをまとめる大統領直属の国政企画委員会は13日に発表する国政運営5カ年計画に、労災事故による死者数を2030年までに経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均である1万人当たり0.29人まで引き下げる方策を盛り込む予定だ。昨年韓国で発生した労災事故による死者数は1万人当たり0.39人で、OECD平均を大幅に上回った。国政企画委は労災による死亡事故を減らす方策として、李大統領の公約である作業中止権の拡大、産業安全保健公示制などを打ち出す方針だ。

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