高齢の妻殺害した疑い、92歳逮捕 「心中図り、早く楽にと…」 一宮

一宮町の住宅で3月、住人の高齢夫妻が意識のない状態で見つかり、妻が死亡した事件で、茂原署は12日、無職の夫(92)を、妻に対する殺人容疑で逮捕した。同署は、健康状態などから将来を悲観して無理心中を図ったとみて調べている。 逮捕容疑は3月4日、自宅で同居していた妻=当時(91)=の首を電気コードで絞めて殺害した疑い。 同署によると「練炭こんろを使って妻と心中しようとした。苦しがっている妻を早く楽にさせたいと思い、意識がもうろうとした状態で、近くにあった電気コードで首を絞めた。殺そうと思ったわけではない」と供述している。自宅には遺書があった。容疑者と妻は2人暮らしだったという。 孫から「祖父母と連絡が取れず様子を見に来たら、1階に遺書がある。確認してほしい」と110番通報があった。容疑者も病院に搬送され、同署は回復を待って事情を聴いていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加