◇李大統領が23日に日本訪問 石破首相と会談へ 李在明(イ・ジェミョン)大統領が訪米に先立ち、23~24日の日程で日本を訪問し、石破茂首相と首脳会談を行う。大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官が13日の記者会見で発表した。姜氏は、韓日首脳が会談で両国間の未来志向的な協力の足場を強固にし、韓日・韓米日の協力強化や域内の平和と安定、地域問題、国際問題について意見交換を行う予定だと説明した。 ◇李大統領「葛藤・対立乗り越え国民統合へ」 国政運営構想報告会で 李在明大統領は13日、李政権の国政ビジョンをまとめる大統領直属の国政企画委員会が発表した今後5年間の国政運営構想について「(これを基に)国民が主人である国、本物の大韓民国をつくっていく」と述べた。旧大統領府「青瓦台」の迎賓館で開かれた国民向けの報告会に出席した李大統領は、今後の国政運営の方向性について「国民が一つになる政治で葛藤と対立を乗り越え、統合の道を行く」と強調した。 ◇野党本部を家宅捜索 旧統一教会信者の入党巡る疑惑で 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは13日、尹政権で与党だった最大野党「国民の力」の党本部を家宅捜索した。同チームは、「コンジン法師」と呼ばれる呪術師のチョン・ソンベ氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部が、2023年3月に行われた国民の力の党代表選で権性東(クォン・ソンドン)国会議員を当選させるために信者を入党させようとしたとみて捜査している。元幹部は、2022年の大統領選で尹氏を支持する意向を権氏など尹氏側の関係者に伝え、見返りに教団に有利な政策を推進するよう求めたとされる。 ◇李大統領の国民任命式 朴槿恵・李明博元大統領は欠席へ 日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」の15日に開催される李在明大統領の「国民任命式」に、朴槿恵(パク・クネ)元大統領と李明博(イ・ミョンバク)元大統領が出席しないことが分かった。「国民の力」の柳栄夏(ユ・ヨンハ)国会議員は13日、朴氏が欠席する意向を示したと明らかにした。柳氏によると朴氏は健康問題でソウルまでの長距離の移動が難しいほか、当日が母の陸英修(ユク・ヨンス)氏の命日でもあることから欠席を決めたとみられる。大統領室は柳氏を通じて朴氏に国民任命式への招待状を送っていた。これに先立ち、83歳と高齢の李明博氏も健康上の理由から出席が難しいとの意向を大統領室に伝えた。 ◇尹前大統領の妻を逮捕 夫婦そろって身柄拘束 尹錫悦前大統領の妻、金建希氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは金氏を逮捕した。同チームが資本市場法違反やあっせん収賄など容疑で請求していた逮捕状をソウル中央地裁が12日午後11時55分ごろ発付した。昨年12月に「非常戒厳」を宣言した尹前大統領も逮捕され拘置所に入っており、韓国史上初めて大統領経験者とその妻が同じ時期に逮捕、拘束される事態になった。