スイスとオーストリア、プーチン氏を和平交渉で受け入れへ ICCが逮捕状

【AFP=時事】スイスとオーストリアは19日、国際刑事裁判所(ICC)が戦争犯罪容疑で逮捕状を出しているロシアのウラジーミル・プーチン大統領について、ウクライナとの和平交渉のために来訪する場合、受け入れる意向を示した。 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は仏ニュース専門局LCIで19日に放映されたインタビューで、プーチン氏とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と首脳会談が「欧州の中立国、おそらくスイスで」開催される可能性を示唆。「私はジュネーブを推している」と述べた。 スイスのイグナツィオ・カシス外相は記者会見で、一定の状況下でプーチン氏がスイスに入国できると述べた。 カシス氏によると、スイス政府は昨年、「国際逮捕状が発付された人物に免責を与えるための規則」を定めた。ただし、「和平会議のためにスイスに入国する場合」に限られ、私的な理由で入国する場合は免責されない。 隣国オーストリアの首相府は、同国で和平交渉が行われる場合、「プーチン大統領の出席を可能にするため」ICCと連絡を取ると述べた。 クリスティアン・シュトッカー首相は、6月にゼレンスキー氏がオーストリアを訪問した際、交渉の開催地候補としてウィーンを提案したと述べた。 プーチン氏は、ウクライナの子どもの連れ去りに関与したとして、戦争犯罪容疑でICCに国際手配されている。【翻訳編集】 AFPBB News

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