融資を受ける約束で自身のキャッシュカードをSNSを通じて知り合った人物に譲り渡したとして、宇部市の小学校教諭がきのう(19日)逮捕されました。 犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されたのは、宇部市の小学校の女性教諭(24)です。 警察によりますと、容疑者はことし3月初めごろ、融資を受ける約束で自身のキャッシュカード1枚をSNSを通じて知り合った人物に郵送し、譲り渡した疑いがもたれています。 警察の調べに対し容疑者は「融資を受ける約束でキャッシュカード1枚を送ったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 譲り渡したキャッシュカードはその後、うそ電話詐欺事件の犯行に使われていたということです。 警察は今月4日、容疑者本人から「他県の警察から電話があった」との相談を受けて認知し、任意で捜査を進めていました。 犯罪収益移転防止法では正当な理由なく通帳やキャッシュカードなどを譲り渡したり譲り受ける行為は、有償・無償を問わず禁じられています。