金融機関の口座を不正に開設 詐欺容疑 男2人逮捕/埼玉県

おととし4月、金融機関の口座を不正に開設したとして、20日までに詐欺の疑いで男2人が逮捕されました。 逮捕されたのは、福井県越前市の無職 永坂栄悟容疑者(47)と自称・静岡県熱海市の職業不詳 三木玲治容疑者(36)の2人です。 警察によりますと、2人は共謀しておととし4月、さいたま市大宮区の金融機関で通帳やキャッシュカードを第三者に譲り渡す目的で、三木容疑者が代表を務める「合同会社テルミット」名義の口座を不正に開設した疑いがもたれています。 去年1月、県外に住む50代の女性の口座が不正にアクセスされ、数百万円が「テルミット」の口座に送金されていたことがわかり、事件が発覚しました。 「テルミット」は実体のないペーパーカンパニーで、詐欺の被害金などの送金先として設立されたとみられています。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 「テルミット」名義の口座はほかにも2つが確認されていて、警察は余罪を調べるとともに指示役がいるとみて事件の全容解明を進めています。

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