広島県の福山地区消防組合消防局は21日、2024年7月に18歳未満であると知りながら異なる2人の10代女性とそれぞれ性交し、不同意性交や児童ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕された、同消防局の男性消防士長(33)を懲戒免職にしたと発表しました。 同消防局によりますと、男性消防士長は、2024年7月4日に10代女性について18歳未満であると知りながら福山市内の宿泊施設で現金を渡して性交などし、ことし6月5日に児童ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで逮捕されていました。6月20日に福山簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受け、即日納付していました。 この他に、2024年7月11日にも10代女性に対し現金を渡して福山市内の宿泊施設で性交したとして不同意性交等及び児童ポルノ法違反(買春)の疑いで逮捕されましたが、ことし6月20日に不起訴処分となっています。 この2件の事案について、同消防局は信用失墜行為として懲戒免職処分としました。 男性消防士長は「自己欲求の解消のため」に犯行を行なったとし、「被害者、組織、家族に迷惑をかけた」と述べているといいます。 福山地区消防組合消防局は「地域住民の安心安全を担うものとして極めて遺憾であり、改めて住民の皆様に深くお詫び申し上げます。再発防止に向け、一層の指導と綱紀粛正の徹底を図り、信頼回復に向けて職員一丸となって取り組んでまいります」とコメントしています。 3月にも不祥事案が4件(対象者4人)あったばかりです。