スタンド上部から便器や椅子などを投げたことが発端に…ファン同士の衝突により、コパ・スダメリカーナの一戦が中止

コパ・スダメリカーナのインデペンディエンテvsウニベルシダ・デ・チレはファン同士の激しい衝突の後、中止となった。英『BBC』や英『ESPN』が伝えている。 試合中にスタンドで暴力事件が発生し、少なくとも20人が負傷。その内の1人が重体となり、300人以上のファンが逮捕されたという。 アルゼンチン警察によれば、事件は上段に配置されたウニベルシダ・デ・チレのファンが座席やスタジアムのトイレを破壊し、ホームのファンがいる下段に向けて投げ始めたことに端を発した。その後、インデペンディエンテのファンがアウェー席に乱入し、金属棒などで攻撃を開始したようだ。 目撃者の携帯電話が捉えた映像によると、ウニベルシダ・デ・チレのファン2人は追い詰められ、高所から落下。その内の1人は重体となり、手術を実施しているという。 試合は1-1の時点で中止に。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は「インデペンディエンテ対ウニベルシダ・デ・チレのコパ・スダメリカーナの試合中止を招いた衝撃的な暴力を強く非難する。暴力はサッカーに居場所がない――選手、ファン、スタッフ、審判、そしてこの美しいゲームを楽しむすべての人々が、恐れることなくそれができるべきだ」と声明を発表している。

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