大野元参院議員、来月初公判 自民党裏金事件 東京地裁

自民党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金事件で、東京地裁は22日までに、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で在宅起訴された元参院議員大野泰正被告(66)と元政策秘書岩田佳子被告(62)の初公判を9月10日に指定した。 一連の事件で議員側の期日指定は初めて。 起訴状によると、2人は大野被告が代表を務める政治団体「泰士会」の2018~22年分の収支報告書に、最大派閥だった「清和政策研究会」(旧安倍派)からの還流分計5154万円を記載しなかったなどとされる。 事件では元衆院議員池田佳隆被告(59)が逮捕、起訴されるなど、国会議員4人を含む計12人が立件された。これまでに「志帥会」(旧二階派)と旧安倍派の元会計責任者がいずれも執行猶予付き有罪判決を受け、確定している。

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