厚労省の職員名乗る男から電話“保険証の不正利用” 60代男性が暗号資産約1,300万円相当だまし取られる 70代女性は“ロマンス詐欺”で約335万円相当の暗号資産を… 秋田・能代市

厚生労働省の職員を名乗る男からの電話をきっかけに、能代市に住む60代の男性が約1,300万円相当の暗号資産をだまし取られました。 このほか、いわゆるロマンス詐欺で約335万円相当の暗号資産をだまし取られる被害も明らかになっています。 能代警察署の調べによりますと、6月下旬、能代市に住む60代の男性の自宅に、厚生労働省の職員を名乗る男から電話がありました。 男は「あなたの健康保険証の不正利用が認められた。このままだと7月中に使用できなくなる」などと話したあと、金沢西警察署の署員を名乗る男に代わり、不正利用が分かった場合、半年で立件されるとして、事情聴取のため金沢まで来るよう求めてきました。 男性は、男たちから東京地検特捜部の検事を名乗る人物を紹介され、無料通話アプリ LINEで連絡を取ったところ、「今マネーロンダリングで逮捕した者があなたから直接キャッシュカードを買ったと話している。お金を調べる必要があるので、資産を一か所に集約して欲しい」などと言われました。 男性は指示に従って約1,300万円相当の暗号資産を購入し指定されたアドレスに送金。だまし取られました。 能代警察署管内ではいわゆるロマンス詐欺による被害も。 能代市に住む70代の女性は、SNSのFacebookで知り合ったシンガポール出身の日本人男性を語る相手とやり取りを重ねるうちに好意を抱くようになりました。 その後「投資をしていい暮らしをしている」と話す相手から投資を勧められ、約335万円相当の暗号資産をだまし取られました。

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