ホンモノそっくり 特殊詐欺グループの押収品 長野県警本部の看板、警察官の制服

カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件。拠点からは、ホンモノそっくりな「警察官の制服」などが見つかりました。 愛知県警は22日午後、パソコンや84台のスマートフォンなどの押収品を公開しました。なかでも目を引いたのが「長野県警察本部」と書かれた大きな看板とエンブレムです。 また、精巧につくられた警察官の制服には「警視庁」の文字が。 逮捕された29人は警察官をかたる「かけ子」役で、警察官と信じ込ませるために使われていたものとみられます。 警察によりますと、19歳から52歳までの男女29人は、カンボジアから警察官をかたるうその電話をかけ、東京都の男性(64)から現金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。 容疑者らは数人ごとのグループに分けられ、1日の活動終了時には録音した互いの通話内容を聴いて反省点を出し合う「反省会」もしていたとみられます。 押収品の中には成績表のような表があるホワイトボードも。 グループ間で詐欺の結果を競わされていたとみられています。 警察はこの拠点で組織的に詐欺行為をしていたとみて、実態解明を進めています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加