息子を装った電話で宮城県内に住む70代の男性から現金約400万円をだまし取ろうとしたとして、現金の受け取り役=「受け子」の男が、詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されました。 詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されていたのは、埼玉県川口市の無職の21歳の男です。警察によりますと、男は、共犯者らと共謀し宮城県内に住む70代の男性に息子や弁護士などになりすまし「仮想通貨で得た利益分の税金が未納で延滞金として400万円ほど必要になった。現金を東京都内のマンションに送ってほしい」などと複数回電話をかけて、現金を騙し取ろうとした疑いがもたれています。不審に思った男性は、実の息子に確認したところ詐欺の電話だと分かり、警察に相談したということです。男性は、騙されたふりをして偽の荷物を送り先に送り、張り込んでいた警察官が、男を現行犯逮捕しました。男は、現金の受け取り役=「受け子」とみられていて、警察の調べに対し、容疑を認めているということです。警察では、犯行の指示グループがあるとみて、捜査を進めています。