保戸島沖ヨット事故 運輸安全員会が調査 資料収集し再発防止に向け原因究明へ分析

8月13日、津久見市の沖合で、ヨットと砂利運搬船が衝突し男性が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は事故原因を調べるため、25日運搬船を調査しました。 ■運輸安全委員会 門司事務所 沖竜嗣首席地方事故調査官: 「船の設備や機器類の状況確認、日ごろの運用状況の確認をすることが目的。このような不幸な事故が再発しないように、何が起きたのか、原因究明と再発防止策を検討していきたい」 この事故は、8月13日朝、津久見市・保戸島沖でヨットと砂利採取運搬船が衝突し、ヨットが沈没。 ヨットに1人で乗っていた大分市の医師、山本真さん(70)が亡くなりました。 衝突した砂利運搬船は鹿児島市に本社がある物流会社の所有で、国の運輸安全委員会の調査官2人が、25日鹿児島港に停泊した船の中に入り航行日誌などの資料や船の上にあるアンテナ設備などを調べました。 ■沖竜嗣首席地方事故調査官: 「きょう確認した中では、これと言って述べられるほどの(事故原因)はありません。資料を収集したので持ち帰って整理して分析をしたい」 一方大分海上保安部は、事故当日に逮捕した砂利運搬船の20代の船長を証拠隠滅や逃走の恐れがないとして2日後に釈放しました。 現在も、船長やほかの船員に聞き取りをしているほか当時の現場付近の視界を調べるなど任意捜査を続けています。

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