広島市安佐南区の自宅で、母親とみられる女性の遺体を遺棄したとして逮捕された男性について、広島地検は不起訴処分にしました。 58歳の男性は3月ごろから8月5日までの間、自宅で80代の母親とみられる女性の遺体を放置して遺棄した疑いで逮捕されました。 広島地検は25日、男性について「情状全般を考慮した」として不起訴処分にしました。 警察によりますと、男性は母親と2人暮らしで、自ら「同居の母親が亡くなっている」と110番通報していました。 警察の調べに対し、男性は容疑を認めていて「死者は母親です」と話していました。 遺体は死後ベッドから動かされていないとみられ、目立った外傷はありませんでした。