27日、兵庫県警が道路交通法違反事件で任意同行を求めた容疑者が、自ら包丁で首など刺し死亡しました。 27日午後4時前、兵庫県警交通捜査課の捜査員らが、道路交通法違反事件で逮捕状を取っていた大阪府豊中市に住む55歳の容疑者の自宅を訪問しました。 警察は家宅捜索を行い、その後、任意同行を求めたところ、容疑者は「忘れ物をした」と話し部屋に戻ったということです。容疑者が戻ってこなかったことから捜査員が確認したところ、部屋の中で包丁で首や腹を刺し、倒れているのが見つかりました。容疑者は病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。 警察は過去にも複数回、容疑者に事情を聞いていましたが、その際、事件については「一切知らない」と話していたということです。 兵庫県警交通捜査課は、捜査は適切だったとしたうえで、「亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げる。事故防止の徹底に配慮していく」としています。