児童ポルノ製造容疑の男2人、頻繁に海外渡航 児童買春の情報交換も

ラオスやミャンマーで少女のみだらな姿を撮影したとして男2人が逮捕された事件で、2人が2カ月に1回のペースで頻繁に現地に渡航していたことが、28日、愛知県警への取材でわかった。児童買春などの情報交換をする関係だったといい、県警が渡航との関係を調べている。 児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたのは、無職宇治和彦(65)=名古屋市中川区=、歯科医師の白井喜宏(60)=大阪市北区=の両容疑者。 県警によると、宇治容疑者は3月ごろ、ラオスで、白井容疑者は昨年10月ごろ、ミャンマーで、相手が18歳未満と知りながら少女のみだらな姿を撮影するなどして児童ポルノを製造した疑いがある。 宇治容疑者は、性的姿態撮影等処罰法違反の疑いも持たれている。宇治容疑者は黙秘し、白井容疑者は「相手が18歳未満だとは知らなかった」と否認しているという。 県警は国外犯の規定を適用し逮捕。宇治容疑者は2019年1月~24年12月、30回以上ラオスなどに渡航し、白井容疑者は20年1月~25年5月、20回以上ミャンマーなどに渡航。滞在期間は、数日から2週間ほどだった。 家宅捜索では、小型カメラや記録媒体、多数のわいせつ動画のほか、児童買春に関する記載はないが、東南アジアの買春場所などの情報をまとめたマニュアルも見つかったという。 白井容疑者は逮捕前、「宇治容疑者とは10年ほど前にミャンマーで知り合い風俗遊びする仲だった」と説明。県警は、2人が児童買春の目的で渡航を繰り返していた可能性もあるとみている。

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