「若ければ若いほどいい」「裸でマッサージをさせて」少女を捕まえ、50代男性と性交させ…英国育ちのインテリ女性が“モンスター”と呼ばれるまで《米エプスタイン事件》

〈「1日に3度の快感を得なければならなかった」“島”で少女を囲って性的虐待、著名セレブへの斡旋疑惑も…起訴後に突然死・米大富豪が残した“大きな謎”〉 から続く 欧米の政財界の有力者を巻き込み、世界に衝撃を与えた性的スキャンダル「エプスタイン事件」。この事件の未公開資料、通称「エプスタイン・ファイル」を巡る問題が、米トランプ政権を揺るがす騒動に発展している。 資産家のジェフリー・エプスタイン元被告(2019年に逮捕・起訴され、同年66歳で死亡)が、未成年の少女達に金銭を払い、性行為の相手をさせていたとして、児童買春で起訴されたこの事件。そもそも、一体何があったのか? 在米ライターの堂本かおる氏が寄稿した。(全4回の2回目/ 続き を読む) ◇◇◇ 「エプスタイン事件」のカギを握る4人の人物。 #1 で取り上げたジェフリー・エプスタインに続く2人目は、彼の恋人・ギレーヌ・マクスウェルだ。 ■ ギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell) ギレーヌ・マクスウェルはジェフリー・エプスタインの恋人と呼ばれ、公の場にはカップルとして登場していた。だが、背後ではエプスタインのために少女たちをリクルート、グルーミングし、エプスタイン以外の男たちのもとにも送り出し、さらにはマクスウェル自身もエプスタインとともに少女に性加害を加えていた。 エプスタインが2度目の逮捕の直後に自殺した、その翌年の2020年にマクスウェルも逮捕され、未成年者誘拐、児童性的人身売買を含む6つの連邦犯罪で起訴された。有罪となり、今は性犯罪者として懲役20年の刑を受け、刑務所に収監されている。

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