<誘拐の日>“新旧天才子役”永尾柚乃×安達祐実が最終回をアピール「まだいろいろなことが起きます」

斎藤工が主演を務め、永尾柚乃が出演するドラマ「誘拐の日」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終回が9月2日(火)に放送される。その最終回に先駆け、“新旧天才子役共演”と話題になった永尾と安達祐実が、東京・六本木にあるテレビ朝日本社で行われた囲み取材会に出演。仲よく登場した永尾と安達は、互いの印象などを和気あいあいと語った。 ■韓国の同名ドラマをリメーク、巻き込まれ型ヒューマンミステリー 2023年に韓国で制作された同名のドラマが原作の同作。斎藤演じるマヌケでお人好しな誘拐犯・新庄政宗と、永尾が演じる記憶喪失の天才少女・七瀬凛の疑似親子が、次々に襲い来る危機や追っ手に立ち向かいながら、凛の両親を殺した真犯人を追う“巻き込まれ型ヒューマンミステリー”となっている。 ■最終回のストーリー 妻・汐里(安達)の通報により、泣き叫ぶ凛と引き裂かれ、県警捜査一課に逮捕されてしまった新庄政宗。頼みの綱の所轄刑事・須之内司(江口洋介)も犯人隠避容疑で取り調べを受ける身となり、もはやなすすべなしの状況と思われた。 しかし、凛は山崎(深澤辰哉)の支援のもと、病院副理事長・七瀬(長谷川初範)と県警刑事部長・辰岡(徳重聡)の不正を暴くという起死回生の一手を打ち、辰岡は失脚。代わりに、須之内が捜査の指揮官として復帰することに。須之内は凛を捜査アドバイザーに迎え、一か八かの賭けに出る決意を固める。 その頃、汐里は、“次世代知能開発プロジェクト”のデータが収納されたペンダントと引き換えに、ケビン福住(鈴木浩介)からまんまと10億円をせしめ、国外逃亡しようとしていた。 そんな汐里を、凛は“ある場所”に呼び出した。30年前と現在、 “次世代知能開発プロジェクト”の被験者だった二人が、時を超えて“直接対決”することになる。 ■安達に届いた「怖すぎるんだけど…」という感想 これまでの放送に関して、反響や周りからの感想が届いているかという質問に対し、永尾と安達はそれぞれ大きくうなずく。 安達は演じているキャラクターについて、周りから「あいつ(=汐里)怪しそうだ」と言われていたそうで、「(反響や感想は届いていたが)なるべく先の展開が分からないように、友達にも内容は詳しくお話しないようにしていました」と明かす。 また、第8話の放送終了後には、「(=汐里が)怖すぎるんだけど…」という感想も届いたと笑顔で告白する安達。そんな安達の話を聞いていた永尾は、「友達から『犯人はこの人じゃない?』『次どうなるの?』と聞いてくれるのですが、言えないんですよ(笑)」と楽しそうに学校でのエピソードを話した。 すると、安達も「ね、言えないよね」と優しくほほ笑み、つられるように永尾を笑み浮かべた。 ■安達からの絶賛に笑みが止まらぬ永尾 “新旧天才子役共演”としても話題となった永尾と安達。互いの印象や共演した感想について、安達は「柚乃ちゃんは不思議と言いますか、どうしたらこんな子に育つんだろうと思っていました。いわゆる子役とはちょっと違う」と現場での永尾の立ち振る舞いを振り返る。 続けて、安達は「子役と一緒の撮影だと、(子役が)現場でめちゃくちゃはしゃいでしまって、撮影が進まなくて困るということがたまにあったりするのですが、そういうことが全くなかったです。本当にしっかりとしていて、大人と喋っているような気分にもなるのですが、あどけない子どもの面も持ち合わせて、これまで会ったことのないタイプの子役だなと思いました」としみじみ。 安達の言葉にうれしそうにする永尾は、「ありがとうございます!にやけてしまいました(笑)。うれしいです」とにやり。永尾は、安達について、「すごく美しいじゃないですか。そんなお顔でずーっと見つめられていると、『うわー!』となり、心が落ち着かなくなってしまったことが何度かありました(笑)」と子どもらしく表現。 さらに永尾は、安達とのシーンについて、「(安達は)目で演技をしたり、手で感情を表現したり、体全体を使ってお芝居するので、すごいなと思っていました」と目を輝かせる。話している最中に、安達とのシーンを思い出したのか、興奮した様子の永尾は、「8話も印象的なシーンがあったのですが、特に最終回での(安達との)シーンはすごく勉強になりましたし、すごく楽しかったです!」と熱弁した。 ■安達は親目線で永尾を気に掛ける 改めて聞きたいことはあるかと言う質問に、安達は、永尾と同じ年の子どもがいるからこそ、「ただ学校に行っているだけでも子どもに対して、『宿題は大丈夫なのか』と気になるのに、柚乃ちゃんは、こんなに大きな役を撮影しながら、学校にもちゃんと通っているじゃないですか。どうやって両立しているのか気になっていました」と親目線でコメント。 続けて、「めちゃくちゃ大変なのに、いつでも同じようなテンションで、疲れも一切見せないので、すごいなと思っています」と永尾の現場の様子を絶賛した。 永尾が「ちょっと聞きたいことがあって。私、いま8歳なんですけど…」と話しだし、大人びた言い方があまりにかわいく記者からは笑いが起こる。安達は「3年生だよね?」と確認し、永尾は「3年生です!」と元気よく返事をし、「8歳の時にやっておいた方がいいよということってありますか?」と安達に真剣に投げ掛ける。 安達は「ちょっと待って…(特別なことは)ほぼ何にもやっていなかったんだけど…(苦笑)。勉強はした方がいいんだと思う。子どもの頃に、全然勉強していなかったからこそ、大人になった今、勉強しておけばよかったなと思う瞬間がたくさんあるから、勉強頑張って(笑)」と体験談を交えつつ、永尾の質問に回答。 「(勉強を)頑張ります!」と元気よく返事をする永尾に、安達は笑いながら「疲れない程度に頑張って」とアドバイスを送った。 ■最終回の見どころをアピール その後も撮影現場で、永尾がスタッフやキャストの出身地や血液型を当てるゲームをしている話や、作中のキャラクター同様に、主演の斎藤が「優しい」というほっこりするようなエピソードなどが飛び出した。 最後に、最終回の見どころについて安達と永尾が語ることに。安達は「これまでドラマを見てくださり、凛と政宗を応援してくれている方にとって、納得できる最後になっていると思います。私に関していうと、柚乃ちゃんとの二人のシーンもあるので、柚乃ちゃんとのバチバチの様子と、登場人物のぞれぞれの思いなども明らかになるので、ぜひ楽しんでいただければと思います」とにこり。 永尾は「まだいろいろなことが起きます。安達さん演じる汐里とバチバチシーンがあるのですが、この関係性どうなるんだろう?と思いながら見ていただければと思います。感動もありますし、笑いもあります。ぜひドラマの世界観に巻き込まれてください!」と身振り手振りをつけ、最終回をアピールした。 文・取材=八神真子

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