店内を物色する男「怪しい」 監視カメラに写った窃盗容疑者が再来店したと気づき通報 沖縄・南風原町の店員、逮捕に貢献

窃盗事件の容疑者逮捕に貢献したとして沖縄県警与那原署は8月18日、サンシャイン南風原店に感謝状を贈った。署であった贈呈式で本村亮署長=写真左=は「一人一人が連携した結果だ。捜査に協力してもらったおかげで余罪も明らかになった」と感謝した。 同店は7月4日、駐輪場でヘルメットが盗まれる事件が発生し、被害者からの申告で警察へ通報した。監視カメラで容疑者の男を特定し、店員同士で顔写真を共有することで次回来店した際に備えた。 4日後、副主任の仲間恒彦さん(43)=同中央=は男が再度来店していることに気付き、無線を使って同僚に連絡。店から110番通報した。駆け付けた警察官によって緊急逮捕された。 仲間さんは「店に入ってきた時から物色していて怪しかった。男を店外に出さないように意識した」と振り返った。署によると男が乗っていた原付きバイクは本島南部の病院駐輪場で盗まれたものだと判明した。 店長の平識ゆいさん(34)=同左から3人目=は「犯人がすぐ捕まり、安心した。地域貢献になってうれしい」と話した。(社会部・吉田光)

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