9月8日、那覇市の国際通りに面したホテルで、40代の男性が刺され死亡した事件で、警察は殺人未遂の容疑で死亡した男性の20歳の息子を逮捕しました。 山本真帆記者「こちら男性が刺された現場のホテルですが規制線が張られいて物々しい雰囲気がただよっています」 逮捕されたのは、住所不詳・無職の首藤凛眞容疑者（20）です。 警察などによりますと首藤容疑者は、9月8日午後4時45分ごろ那覇市牧志にあるホテルの8階の一室で、父親で料理人の首藤謙隆さん（46）の首などを刃物で複数回刺すなどして、殺害しようとした疑いが持たれています。 謙隆さんは、心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 ホテルの従業員から「男性が包丁で刺された」と消防に通報があり、警察が、ホテル内にいた首藤容疑者を逮捕しました。 ホテルの宿泊者「ストレッチャーで運ばれて男性が頭から血だらけで床にも血が落ちながら運ばれて行きました」 ホテルの宿泊客「ニュースを見て命に関わるような事件になっているので怖いなと」 警察は、男の認否について明らかにしていません。 2人は、家族らと県外から沖縄に訪れていて、宿泊予定だったこのホテルにチェックインしたその日に事件が発生したということです。警察は、今後、容疑を殺人に切り替えて事件の詳しい経緯を調べる方針です。 亡くなった謙隆さんは大分県別府市内の店で料理人としても有名で、店には9日、花が手向けられていました。