自転車で「当たり屋」66歳無職の男の裁判 検察は20年前の“事故”で保険金6万円を得たことがきっかけと指摘 2件の追起訴を予定 【福井】

2025年3月に自転車で車との接触事故を装いドライバーから修理代をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた男の裁判が11日、福井地方裁判所で行われました。検察は2件の追起訴を予定しているとしました。 詐欺の罪などで起訴されているのは、福井市豊岡2丁目の66歳の無職の男です。 起訴状によりますと、被告は2025年3月23日、福井市の西木田3丁目の交差点で、軽自動車と出会い頭の接触事故を装い、運転していた女性から修理代として現金7000円をだまし取った疑いで逮捕・起訴されました。 きょうの冒頭陳述で検察官は、被告は20年ほど前に自転車に乗っていて車と接触する事故にあった際、大きな怪我もなく自転車の損傷も少なかったが、保険で6万円ほどが手に入ったことを挙げ、今回のような犯行に至ったと指摘。さらに、他に2件の余罪があり追起訴を考えているとしました。 次の公判は、10月31日に行われ、結審する見通しです。

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