仙台市宮城野区内のスポーツ施設で、8月、車止めポールなどを盗んだとして、会社員の57歳の男が逮捕されました。県内では、同様の金属製ポールの盗難被害が相次いでいて、県警が関連を調べています。 突然無くなった公園の車止めポール。一連の盗難被害に関わっていたのでしょうか…。 記者リポート 「宮城野区鶴ケ谷の温水プールです。盗難被害にあった車止めがあった場所には、現在パイロンが立てられています」 窃盗の容疑で逮捕されたのは、青葉区台原3丁目の会社員、佐藤健一容疑者(57歳)です。警察によりますと、佐藤容疑者は、8月12日午後4時40分から、翌午前7時半ごろまでの間、宮城野区内のスポーツ施設の敷地内で、車止めポール1本と固定していた南京錠、6万7000円相当を盗んだ疑いが持たれています。 記者リポート 「こちらが県内の買い取り業者から押収された、佐藤容疑者が盗んだとみられる金属ポールです。今回の事件のもの以外にも様々な形のポールが並んでいます。佐藤容疑者はこれらを転売していたということです」 警察の調べに対し、佐藤容疑者は「日にちや場所が定かではないので、自分がやったかどうかは分かりません」と容疑を否認しているということです。 6月以降県内で相次いでいた金属製ポールの盗難被害。仙台市によりますと、市内だけで8月末までに39の公園で、108本の被害が確認されています。 警察は佐藤容疑者が関与している可能性があるとみて、慎重に捜査を進めています。