【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は12日、最大野党「国民の力」の重鎮、権性東(クォン・ソンドン)前院内代表の逮捕状発付の是非を判断する審査を16日午後2時に実施すると発表した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは先月28日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から違法な政治資金を受け取った容疑で同氏の逮捕状を請求していた。 特別検察官が現職の国会議員の逮捕状を請求したのは今回が初めて。 権氏が国会議員であるため「不逮捕特権」により、令状審査を開くには逮捕同意案が国会で可決される必要があったが、今月11日の本会議で可決された。 権氏は尹前大統領の側近の1人。尹氏と検察の先輩後輩の間柄で、幼なじみでもある。