モリナガ社長ら3人を再逮捕 従業員107人に投票の見返りに現金を渡す約束か 公職選挙法違反

2025年7月の参議院選挙に立候補した、自民党の候補への投票の見返りに現金を渡す約束をしたとして、鹿児島市のパチンコ店モリナガの社長ら6人が逮捕された事件についてです。 県警など1都7県の合同捜査本部は、社長ら3人がモリナガの店長らと共謀し100人を超える従業員にも現金を渡す約束をしたとして、公職選挙法違反の疑いで再逮捕しました。 再逮捕されたのはパチンコ店を運営するデルパラの社長、山本昌範こと李昌範容疑者ら3人です。 デルパラは2025年1月、鹿児島市のパチンコ店モリナガを買収していて、李容疑者はモリナガの社長も務めています。 県警など1都7県の合同捜査本部によりますと、李容疑者ら3人は2025年7月、モリナガの店長らと共謀し、参議院選挙に自民党の比例代表として立候補した、阿部恭久氏への投票をモリナガの従業員107人に呼びかけ、見返りとして1人3000円から4000円を渡す約束をした疑いが持たれています。 そのうち、モリナガの専務を兼務するデルパラの幹部ら2人は、モリナガの県内8店舗の店長に対し、従業員に候補者の名前を書いた投票用紙を撮影させ、モリナガの幹部に集約するよう指示していたということです。 警察はモリナガの107人の従業員を任意で取り調べています。 この事件を巡っては8月、李容疑者ら6人がデルパラの従業員ら60人に対して投票を呼びかけ、見返りに現金を渡す約束をしたとして逮捕されていました。 さらに、9月5日には別のデルパラの従業員ら36人にも同様の約束をしたとして追送致されています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加