酒気帯び運転で事故を起こした上、知人に身代わりを依頼して事故の申告をさせたなどとして逮捕されていた男性が、信州大学医学部附属病院の医師だったことが分かりました。 酒気帯び運転と犯人隠避教唆の疑いで逮捕されたのは、松本市に住む30歳の医師の男性で、その後釈放され、任意で捜査が続いています。 調べによりますと、男性は、13日未明、松本市内の国道で酒気帯び運転をして、電柱に衝突する単独事故を起こし、知人に身代わりを依頼して、事故の申告をさせた疑いです。 その後の捜査関係者への取材で、男性は信州大学医学部附属病院の医師であることがわかりました。 事故は、車についていた自動システムで110番通報され、駆けつけた警察官に 同乗していた知人が「自分が運転していた」と申し出たということです。 その後、ドライブレコーダーや目撃者の情報などから男性が運転していたことが 分かりました。 男性は酒気帯び運転については容疑を認めているものの、身代わりを頼んだことについては一部を否認し、あいまいな供述をしているということです。 信州大学は取材に対し「現在、事実関係を調査中。事実であれば厳正に対処していく」とコメントしています。