NHKの定例メディア総局長会見が17日、都内のNHK放送センターで行われ、山名啓雄・総局長が麻薬取締法違反の疑いで4日に逮捕され、29日放送開始の連続テレビ小説「ばけばけ」から降板した俳優・清水尋也容疑者(26)に言及。「出演を予定したが、所属事務所から降板の申し出があった。逮捕されたことは大変遺憾」とした上で「放送への影響はないと聞いている」と話した。 NHKでは2020年4月以降、朝ドラなど継続的に番組に出演するタレントに対して、違法薬物や反社会勢力との関わりがないことを確認する書類への署名、提出を求めているという。ただ、清水容疑者について山名総局長は「提出がされていなかった。対応に漏れがあった」と説明。また損害賠償請求の可能性については、担当職員が「今後は適切に対応していきたい」と回答した。 清水容疑者は「ばけばけ」への出演が正式発表される前に逮捕。そのため、役柄や主要キャスト陣との関わりについては未発表で、代役を立てるかについては「制作の詳しい過程になるので、お答えは差し控えさせていただきます」とした。