風俗店で働くも返済追いつかず「臓器売れ…」悪質ホストクラブ"売掛金”の罠

利用料金を立て替えて後日支払わせる“売掛金”。悪質なホストクラブの実態を被害女性が語りました。 「あすまでに5万払わんかったら『俺出るとこ出るぞ』『臓器売れ』とかが、一番怖かった」 熊本県在住の10代の女子大学生。1年前、友人に連れられて、初めてホストクラブに足を踏み入れました。次第に、特定のホストを応援したいと思うようになり、週に4日通うほどにのめり込みました。 1日1万円ほどだった利用料金は徐々に上がり、10万円を超えることもあったといいます。 「最初のシャンパンは払えていたけど、途中から売掛金ができて…」 利用料金を立て替え、後日、支払わせる売掛金。通い出して3カ月ほどで、総額70万円を超えるまでにふくれ上がりました。 「売掛金を返すために店に行ったのに、ホストにも伝えているのに、結局は『いいじゃん飲もうよ』となって…断れず、どんどん取返しがつかない状況になった」 しかし、売掛金の返済が滞ると、ホストの態度は急変。毎日のように、取り立ての連絡が来るようになりました。ホストから促され、風俗店で働き始めましたが、返済は追いつきませんでした。 「ご飯代とかも全部ホストに渡していたので。精神的に病みすぎて歩けない状態になった」 女性は精神科に通うことになり、大学は休学することに決めました。

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