特殊詐欺の「受け子」「出し子」役でキャッシュカードを盗み、現金を引き出して喫茶店のトイレに隠したとして、兵庫県警特殊詐欺特別捜査隊と県警網干署は5日、詐欺と窃盗、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、和歌山県和歌山市の無職の男(19)を逮捕した。 逮捕容疑は昨年11月12日午後、何者かと共謀して兵庫県姫路市の女性(80)の自宅に「カードが古くなっているので交換が必要」などとうその電話をかけて訪問し、女性からキャッシュカード1枚を取得。同日午後、同市内のコンビニATMで191万円を引き出し、市内の喫茶店のトイレに現金180万円を隠した疑い。容疑を認めている。 同署によると、男は郵便局の職員を名乗って女性宅を訪問したという。別の事件で、香川県警に逮捕されていた。