免許更新の視力検査中に現金盗まれる “窃盗警察官”の実態 ほかにも同様の被害が

■被害女性 「あらっ!私、やられたわと思って。まさか署内で警察官がと思って。」 こう話すのは、大崎上島町に住む75歳の女性です。7月中旬ごろ、免許更新の際に財布から、現金1万円がなくなっていたと言います。 この訴えとは別の事件で、逮捕・起訴されている竹原警察署の巡査長の男。警察などによるとことし6月、当時所属していた大崎上島分庁舎の視力検査室で、免許更新に訪れた78歳の女性から、現金1万円を盗んだ疑いです。警察は、増本被告が他にも同様の行為に及んでいたとみて捜査を続けています。 被害を訴える女性は、この事件とよく似た状況にあったと言います。 ■被害女性 「視力検査に集中ですよね、私は。小さい記号を見せられたらグーッと入り込むでしょ。(財布の入った)袋を忘れて(検査後)パッと(部屋から)出たんですよ。(警察官が)『お母さんお母さん、荷物忘れとるよ』と渡された。背の高い体格のいい子だったわ。」 女性が荷物を受け取り、更新費用を支払おうとしたそのときでした。 ■被害女性 「ぱっと財布を開けてみたら『あら?わたしは絶対1万5千円入れておいて、帰りに買い物しよう』と思っていた。勘違いかなと思って、そのときは黙って帰ったんです」 女性は家中を探したものの、一万円札は見つかりませんでした。1か月余りがたったころ、報道で知った被告の逮捕や手口…。すぐさま警察へ相談したといいます。 ■被害女性 「人は信じられないと思った。署内で堂々とやっちゃいけない。年金生活の人をいじめちゃいけん。」 警察は女性から事情を聞いていて、関連性を調べています。 (2025年9月19日放送)

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