「君みたいなかわいい子がダメだよ」…72歳タクシー運転手「女性客を車内で『人生相談』性的暴行か」

「もっと話を聞くよ」 コインパーキングにタクシーを止めたドライバーは、こう言って運転席から女性客を振り返った。運転手はさらに後部座席に移動。犯行に及んだとされる――。 9月17日、警視庁竹ノ塚署は不同意性交の疑いで埼玉県草加市に住む中村政和容疑者(72)を逮捕した。中村容疑者はタクシーの運転手。東京都足立区内のコインパーキングで、20代の女性客Aさんへ性的暴行を働いたとされる。 「逮捕容疑の事件は5月15日の深夜に起きました。中村容疑者のタクシーに乗ったAさんは酒を飲み酔っていたそうです。車内で身の上話をし『死にたい』などと言ったとか。タクシーは足立区内のAさんの自宅近くに着きましたが、中村容疑者は車を人目のないコインパーキングに止めます。 さらに『もっと話を聞くよ』と言って後部座席に移動すると、『君みたいなかわいい子が死んじゃダメだよ』と『人生相談』に乗るような発言をし、車内でAさんに性的暴行を加えたそうです。Aさんは『助けを求めると何をされるかわからないので騒げなかった』と話しています。自宅に戻ったAさんが親族にトラブルについて相談。親族が警察に通報したことで、事件が発覚しました」(全国紙社会部記者) ◆「相手も合意してくれていたと」 逮捕された中村容疑者は、犯行を認め警察に対し次のような供述をしているという。 「行為は間違いなくすべて私がやりました。相手も合意してくれていたと勝手に思っていました」 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。 「今回の事件の特徴は、容疑者と被害者にかなりの年齢差があることです。おそらく被害女性は、自分の祖父ほど高齢の容疑者に安心感を覚えたのでしょう。酔いも手伝って車内で悩みを打ち明けたのだと思います。 容疑者の犯行は悪質です。容疑が事実なら、被害者の安心感を逆手にとって相談相手をよそおい性的暴行を働いたことになるのですから。人目のない深夜のコインパーキングにタクシーを止めたのも、周囲の目を気にしたからでしょう」 9月18日に行われた中村容疑者の送検。鋭い視線を前方に向けるタクシー運転手からは、反省した様子はうかがえなかった。

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