大麻所持罪で起訴の俳優清水被告が保釈 「ファン裏切る結果」と謝罪

自宅で大麻を所持したとして麻薬取締法違反(所持)の罪で起訴された俳優の清水尋也被告(26)=東京都杉並区=について、東京地裁は24日、保釈を認める決定を出した。被告側はこの日、保釈保証金の200万円を納付し、清水被告は保釈された。 清水被告は、同日午後7時15分ごろ、黒っぽいスーツ姿で、警視庁東京湾岸署の外に出てきて、集まった報道陣の前で5秒ほど深々と頭を下げた。その後、「多くの方々にご心配、ご迷惑をおかけしてしまったこと、深くおわび申し上げます」と陳謝し、「私の俳優としての未来に期待してくださっていたファンのみなさまを裏切る結果となってしまったことを、心から反省しております」と語った。そして、再び15秒ほど頭を下げて、迎えの車に乗り込んだ。 清水被告の起訴内容は、自宅で9月3日に乾燥大麻約0・4グラムを所持したというもの。警視庁が家宅捜索して押収した。 捜査関係者によると、清水被告は警視庁の調べに「リスク管理として、大麻を持ち歩かないようにしていた」などと説明。購入方法については「俳優という立場があったので、自分で大麻を買えず、友人に頼んで購入してもらっていた」などと供述したという。 一方、警視庁は24日までに、清水被告と一緒に大麻を所持していたとして、俳優の遠藤健慎容疑者(24)=同世田谷区=と20代のアルバイトの男を麻薬取締法違反(共同所持)の疑いで逮捕した。遠藤容疑者は「私のものではありません」と供述。20代の男は「清水被告とどの売人から買うか話し合い、私が売人と連絡を取った。代金は被告が払ってくれた」などと話しているという。(西岡矩毅)

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