大麻所持・清水尋也被告が保釈「申し訳ございません」と6秒頭下げ、再び「申し訳ございません」と14秒頭下げ謝罪

麻薬取締法違反罪で22日に起訴された俳優・清水尋也被告が24日、保釈保証金200万円を納付し、警視庁東京湾岸署から保釈された。 午後7時過ぎ、黒のスーツ、ネクタイに身を包んだ清水被告が、警察官らに付き添われながらこわばった表情で同署の玄関に姿を見せた。ドアが開いた後は、瞳を左右に動かし、落ち着きがない様子だったが、正面に立つと正面を見据え「この度は申し訳ございませんでした」と言葉を発してから6秒間頭を下げた。 署の前には午前中から約100人の報道陣が集結。ファンだという女性2人も見守る中、一度頭を上げると表情を変えることなく謝罪の言葉を並べた。 「今回、私の行為によってご心配とご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。俳優としての未来に期待してくださっていた関係者の皆さま、ファンの皆さまを裏切る結果になってしまったこと、心から反省しております。この度は本当に申し訳ございませんでした」。言葉を区切り、自らに言い聞かせるようにかみしめながら話すと、最後は再び14秒間にわたって深々と頭を下げ、報道陣に視線を送ることもなく、用意された車に乗って署を後にした。 清水被告は今月3日、昨年7月頃に東京・杉並区の自宅で大麻を含有する植物片を所持していた疑いで逮捕。さらに、家宅捜索の際にも自宅で大麻を含有する植物片0・4グラムを所持したとして同日に再逮捕された。容疑を認めており、供述では20歳ごろに留学先の米ロサンゼルスで初めて大麻を使用し、今年に入ってから「月に数回ほどのペースで(大麻を)吸っていた」などとしていた。 影響は各所に及び、TBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(後9時)は最終回の出演シーンをカット。出演が決まっていた29日スタートのNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜・前8時)も降板した。 ◆清水被告の逮捕からこれまでの経過 ▼9月3日 麻薬取締法違反の疑いで逮捕。都内の自宅マンションの家宅捜索が行われ、大麻を含む植物片、巻き紙が押収され再逮捕。NHKが連続テレビ小説「ばけばけ」の降板発表 ▼4日 東京地検に送検 ▼7日 出演部分がカットされたTBS系日曜劇場「19番目のカルテ」の最終話が放送 ▼22日 麻薬取締法違反罪で起訴 ▼24日 保釈 ◆清水 尋也(しみず・ひろや)1999年6月9日、東京都出身。26歳。2012年「震動」で映画初出演。同年「高校入試」でドラマ初出演。主な出演作にドラマ「おかえりモネ」、映画「ソロモンの偽証」、「ちはやふる」シリーズ、「東京リベンジャーズ」シリーズなど。趣味・特技はサッカー、バスケットボール、楽器。186センチ。

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