日本サッカー協会(JFA)は7日、湯川和之専務理事(58)が都内で会見を行い、影山雅永技術委員長(58)契約を解除すると発表した。 湯川氏は会見で「理事会で影山技術委員長との契約を解除し、委員長職を解任することを決議した」と発表。理由について「フランスで報道されている通り、パリ行きの機内で児童ポルノ閲覧し、パリ到着時に逮捕され有罪判決受けたことによるもの」と説明した。 福島県出身の影山氏は、磐城高を経て筑波大に入学。蹴球部の同期に井原正巳氏や中山雅史氏らがいる。同大大学院を休学しながら日本サッカーリーグ1部の古河電工(現J2千葉)で現役を続行。1991年のJリーグ開幕後は市原、浦和、仙台で活躍し、96年に現役引退した。 現役引退後はFCケルン(ドイツ)や広島でコーチを務め、マカオ代表監督などを経て、2019年にU-20日本代表の監督に就任。2024年4月に、技術委員長に就任した。 フランスメディアの報道によると、「機内でタブレット端末に表示された“およそ10歳の少女”とされる画像を客室乗務員に発見・通報された」といい、パリ到着時に逮捕された。即決審理にかけられ執行猶予付きの懲役18カ月の判決を受けた。影山氏が自身の検索で年齢基準を意図的に引き下げていたという現地報道もあり「検察官から故意の選択を非難された」という。同メディアは「同氏にはさらにフランス領土への入国禁止10年、未成年者に関わる業務従事禁止10年、性犯罪者名簿への登録が科された」と判決の詳細も報じた。