「ずさんな捜査での誤認逮捕が二度と起きないように」2度誤認逮捕された男性 国に損害賠償求めた裁判で訴え 国側は訴えを退けるよう求める答弁書提出

誤認逮捕された男性が「ずさんな捜査による誤認逮捕が二度と起きないようにしてほしい」と訴えました。 訴状などによりますと、20代の会社員の男性はおととし、知人の女性を脅したなどとして2度逮捕されました。 男性は、一貫して容疑を否認しましたが、釈放されるまで42日間拘束されました。 2か月後、大阪府警は男性になりすましていた別の男を逮捕し、その後有罪判決が確定。警察は男性に謝罪しましたが、男性は国や大阪府などに対し、計2000万円の損害賠償を求めて提訴していました。 10月15日始まった裁判で、男性側は「無実を訴える言葉に耳を貸そうとせず、犯人と決めつけ再逮捕にまで至った。経緯を明らかにしてずさんな捜査による誤認逮捕が二度と起きないようにしてほしい」と訴えました。 一方、国側は、訴えを退けるよう求める答弁書を提出したということです。

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