浮かぶ主従関係【むかわ町遺体遺棄事件の真相】 男女6人の役割「兄弟みたいな関係」「舎弟のような存在」知る人は「昔から悪さやイタズラを繰り返す人物」

HBCが追跡する札幌の男性の遺体がむかわ町で見つかった事件。捜査本部が逮捕した6人の役割がようやく浮かび上がってきました。 札幌市白石区の住宅街。事件は、8月2日この路上で起きました。 渡邊斉容疑者 「大上がこっち、西村がこっち、俺がここ(にいた)で包丁をこう」 「なにかを取り上げようとしたときに血が出て初めて包丁だとわかった」 会社員の西村隆行さん55歳が、知人に刃物で切り付けられ、そのまま車に乗せられ、行方がわからなくなりました。 48日が過ぎた9月19日、捜査員たちはひそかに札幌市の現場から70キロ離れたむかわ町の山中に集まっていました。 忙しく土を掘り返す重機。西村さんの遺体は深さ4メートルの地中から見つかったのです。 この事件で、逮捕されたのは、あわせて6人。主導的立場とみられるのが会社役員の大上文彦容疑者49歳です。 被害者の西村さんと何らかのトラブルを抱えていたとみられています。 白石区の切り付け現場にいた渡邊斉容疑者68歳と齊藤朋世容疑者52歳。 事件は、渡邊容疑者の自宅の前で起きました。事件について語る渡邊容疑者です。 渡邊容疑者 「警察にも言ったけど俺は関わりたくないから、聞く耳ってないわけ。要は聞きたくないわけ」 2人は、西村さんが刺された現場の血痕を洗い流したり凶器の包丁を大上容疑者に持ち帰らせたりした証拠隠滅の疑いが持たれています。 捜査本部の調べには「証拠を隠滅したつもりはない」と容疑を否認しています。 そして、西村さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕された岡崎勇貴容疑者37歳と安田和輝容疑者36歳。そして、先週釈放された苫小牧の36歳の男性。 3人は「被害者の西村さんとは会ったことがない」と話しています。 では、なぜ面識のない男たちが事件に関わったのか。 背景には、主導的な立場の大上容疑者との主従関係が見え隠れします。 「安田は兄弟みたいな関係」 「岡崎は安田の舎弟のような存在」 「穴を掘った苫小牧の男性とは親しい関係ではない」

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