東京都大田区のゲーム喫茶で平成7年に発生した強盗事件で、警視庁蒲田署は16日、強盗致傷の疑いで、住居・職業不詳の相原久仁雄容疑者(62)を逮捕した。今年6月に、フィリピン当局に身柄を拘束され、同日に日本へ移送された。「間違いありません」と容疑を認めている。 逮捕容疑は平成7年2月10日午前3時ごろ、共謀し、大田区蒲田のマンション一室のゲーム喫茶で、経営者の男性=当時(53)=にナイフを突き付け、押し倒すなど暴行を加えてけがをさせた上、現金約70万円を奪ったとしている。 蒲田署によると、事件に関与した知人の男2人は事件当日に逮捕されたが、相原容疑者は当日中に出国し、逃走を続けていた。その後の捜査でフィリピンにいると判明し、同国に捜査協力を要請していたという。強盗致傷の公訴時効は15年だが、国外に逃亡したため時効が停止していた。