富山市内で現金をだまし取った疑いで、特殊詐欺の受け子とみられる20歳の男子大学生と17歳の男子高校生が相次いで逮捕されました。 富山中央警察署に詐欺の疑いで逮捕されたのは、京都市の20歳の男子大学生です。 男子大学生はことし7月28日、富山市内の被害者に被害者のおいをかたって「会社のカバンをなくしてしまった。中に会社のお金が入っていて今すぐ100万円必要だ」などと電話し、おいの同僚になりすまし現金100万円をだまし取った疑いです。 被害者からの相談を受けた警察が防犯カメラなどを調べ逮捕しました。 男子大学生は「お金をだまし取ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。 男子大学生は20歳ですが、犯行当時は未成年だったため、警察は氏名を公表していません。 一方、富山西警察署に詐欺の疑いで逮捕されたのは世田谷区の17歳の男子高校生です。 男子高校生は今年8月28日、富山市内の被害者に被害者の息子をかたって「仕事で使うカバンが盗まれた。カバンは見つかったが取引先への迷惑料としてお金を払わなければいけない」などと電話し、息子の上司の息子になりすまして現金120万円をだまし取った疑いです。 被害者からの届け出を受けた警察が、所要の捜査を経て男子高校生を特定し逮捕しました。男子高校生は容疑を否認しているということです。 警察は男子大学生、男子高校生ともに特殊詐欺グループの受け子とみていて、2つの事件は手口が似ていますが、関連の有無については言及しないとしています。