警察官をかたる詐欺に注意! 警察手帳のようなものをみせられ…50代女性が暗号資産約150万円分だまし取られる(山形)

山形県内で警察官をかたった詐欺の被害が相次いで確認され、警察が注意を呼びかけています。 山形市の50代女性は、LINEで警察手帳のようなものをみせられ、およそ150万円をだましとられました。 警察によりますと先月19日、山形市に住む50代の女性の自宅の固定電話に、NTTドコモを名乗る自動音声の電話がありました。 音声に従ってボタンを押すと「NTTのヤマモト」と名乗る男から「あなたの名前で携帯電話が不正に契約されている、警察に繋ぐ」などと言われたということです。 その後、電話の相手が「大阪府警捜査二課のヤマシタ」を名乗る男にかわり、「マネーロンダリングをしていた男を逮捕した。あなたが仲間である疑いがあるため、 口座を調査する必要がある」と言われました。 さらに、「LINEでリモートの取り調べをする」と言われ、実際にLINEのメッセージで警察手帳のようなものがうつる画像が送られてきたということです。 女性は、「ヤマシタ」の指示に従い、2回にわたり指定されたアドレスに暗号資産を送金。あわせておよそ148万円分をだましとられました。 県警によりますと、今年県内で確認されている特殊詐欺による被害は先月末時点で78件。被害総額はおよそ3億6000万円となっています。 警察は警察官が現金を要求することはないと注意を呼びかけているほか、「+」から始まる番号からの電話は詐欺の可能性が高いとして、怪しい国際電話には出ないよう呼び掛けています。

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