先月、投開票が行われた衆議院議員選挙で、4人の運動員に報酬を支払う約束をしたとして、立候補していた無所属の田淵正文容疑者ら2人が逮捕されました。 警視庁によりますと先月の衆院選に東京26区から立候補し、その後落選した田淵正文容疑者と、陣営スタッフの小林繁容疑者は、共謀して先月上旬ごろ、男女4人に選挙運動の報酬を支払う約束をした疑いが持たれています。 公職選挙法では一部の例外を除き、運動員に報酬を支払うことを禁止していますが、田淵容疑者らは、時給1500円を支払う約束をしていたということです。 この約束をしたという当時の運動員が日本テレビの取材に応じました。 報酬もらう約束をした田淵陣営のアルバイト 「証紙貼りのアルバイトと聞いていたんですけど、途中から候補者のチラシを配る仕事がメインになっていて、選挙カーの上に立ったりとか、駅周辺を練り歩いたりとか。『時給1500円もらえるから結構“いいバイト”でしょ?』みたいなふうに言われた」 警視庁は約束を承諾した疑いがあるとして、この運動員を含む複数の人物から、任意で話を聞くなどして捜査しています。 田淵容疑者は先月の選挙では、東京26区の5人中最下位で、落選しています。